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☆ 五ヶ月の子犬の育て方 ☆
 
この頃から子犬は、自分を取り巻く家族と自分の関係を自分より強いか弱いかで区分して考えるようになります。群れで生活していた野生のなごりでしょう。
場合によっては自分の地位を主人(ボス)の次に位置づけ、その他の人を自分と同等、又はそれ以下と認識して歯をむき出しにしたり威嚇したりする事があります。
小さな子供のいる家庭では子供もしつけに参加して、家族全員の命令に従うようトレーニングしなければなりません。

☆ アルファ・シンドローム(権勢症候群) ☆

主人(正常な場合はアルファ)と犬との主従関係が確立している場合には犬は常にアルファに注目し、気に入られるために命令に従い、ある程度の苦痛にも耐えるものです。
しかし主人が頼りがいがなく、アルファとして信頼するに足りない存在である場合には、犬は自分がアルファになろうとしてスキを見てアルファに反抗し勝手な判断をして行動するようになります。
飼い主家族全員と犬との正しい主従関係を確立するために、犬と触れ合うあらゆる場面で常に人間が優位である事を示さなければなりません。

☆ 食事のしつけ ☆

食事の時間はマテやスワレなどのしつけを誘発的に行う行為ですので、食事を与える行為と併行して色々なしつけ科目を組み入れて行います。屋内外で飼育される愛玩犬では、
  @飼い主が許可するまで食べない。  A限られた時間内で食べる。
  B人が食べているものをねだらない。  C拾い食いをしない。
などの基本的なしつけが必要です。
食べ物を入れた器を持ち、犬と向き合い「スワレ」を命じ、犬の前に食器を置きます。
「マテ」の命令を与えます。
直ぐに食べようとしたら手で制し、食器を取り上げ「スワレ」「マテ」を繰り返します。この頃の子犬の食事に対する欲望はかなり強いものですから、あまり長い時間またせず、ごく短い時間待つ事が出来れば充分に誉め「ヨシ」の命令でたべさせます。
このしつけは犬が自分の欲望をコントロールして飼い主の命令に従うと言う基本トレーニングですから是非とも実行しましょう。

☆ 耳の手入れ ☆

耳の中が臭かったり汚れていたら、綿棒でそうじをします。特に垂れ耳の犬種では定期的な観察と手入れが必要です。長亡種や耳の垂れた犬種は、外耳炎や耳カイセンの寄生が高い確率で見られますので、首をふる、後肢で耳を掻く、黒い耳垢がついている、等の異常を見つけたら動物病院で診察を受け適切な処置をします。

☆ 爪の手入れ ☆

爪が長く伸びている時は犬用の爪切りで切ります。爪を伸ばし過ぎると中の血管も一緒に伸び、切る事が難しくなりますから爪の状態は日頃からよく観察します。
爪を光に透かし、血管を確認して血管を切らぬよう短く切ります。黒い爪の場合は先端から少しずつ慎重に切っていきます。爪を切った後はヤスリで先端を丸くします。
深爪は犬に苦痛を与え、その後の爪切りを嫌がるようになりますから注意します。

☆ 屋外犬舎について ☆

中型以上の犬を屋外で飼育する場合には丈夫な犬舎が必要になります。犬舎に接して運動場を設ける事が出来れば理想的です。運動場のドアーは万が一のために、犬の方からみて引いて開ける方式にします。
運動場は日当たりの良い場所を選び、フェンスは犬が成犬になった時の大きさを考慮して高さを決めます。
特に雌犬の場合は繁殖期になると近所の雄犬が侵入したり、愛犬が外へ飛び出したりという事態がおこります。交雑を防ぐ為の安全策を講じて下さい。
運動場があっても犬舎に閉じ込めてばかりではストレスがたまり、無駄吠えや咬傷事故を起こす原因になりかねませんから、中型以上の犬では引き運動を兼ねた散歩は必要です。

☆ 無駄吠えを無くすには ☆

無駄吠えをさせない為には、人を怖いと思わせないように育てます。人に接する機会を多く与える為に、多数の人が常に見える場所で子犬時代を過ごさせます。「人は友達」という感覚で育てる事が重要です。
無駄吠えを無くすには小さい頃からの習慣が大切で、要するに鳴いても要求を満たさなければ良いのです。
鳴くから餌をやる、鳴くから遊んでやる、鳴くから散歩をする、など子犬にとって鳴けば良い事があると当然鳴くようになります。